上善水の如し
大の日本酒党の私にとって
「上善水の如し」といえば、
お酒の銘柄しか浮かんでこない。
もとの語源は、中国の老子の言葉のようです。
意味はというと
「上善」とは、理想の生き方。
理想の生き方は水のようでなければならない。という意味です。
「水のよう」とは、
1.水は柔軟である。
水は方円の器に従う。というだけあってどのような形の器に注いでも、
水はいつでも形になじむ。
2.水は低いほうへ流れる。
人間は高いほうを好み、低い水準を嫌う。
しかし、水のように低いところを好み、常に謙虚でなければならない。
自分の地位を誇示しない。
3.水はすごいエネルギーを持っている。
水の流れは、固い岩をも打ち砕く力がある。
つまり、
理想の生き方をしようと思うと
常に柔軟で謙虚ですごいエネルギーを持つことが大切である。という意味になる。
簡単なようでとても難しい。それが、「上善水の如し」なのでした。
飲兵衛のお話ではありませんでした。
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